最年少記録
最近、日本の歴史ばかりでしたので、すこし世界に目を向けて・・・
先月、イギリスの総選挙で保守党が労働党を破り、第一党となりました。デーヴィッド・キャメロン氏が首相となりましたが、43歳という若い首相の誕生です。
さて、イギリスは議院内閣制誕生の国だということはご存知ですよね。
(早稲田オープン塾の生徒でも公民で習った人がいるのでは?)
議院内閣制度が誕生して300年がたちますが、イギリスの首相就任時の最年少記録は何歳だと思いますか?
1783年に就任したウィリアム・ピットという人物。なんと24歳という若さです。(世界史の教科書では「小ピット」という名前で出ています。)
彼はアメリカの独立戦争後の社会、フランス革命とヨーロッパの混乱期に首相になっていますが、若さゆえかいささか無理のある政策を行います。
最後は国王との対立し、辞職をしてしまいますが・・・
当時、まだ家柄や階級などが重んじられる風潮の中、家柄がよいとは言え、このような若き政治家が出たことは民主政治という目から見ると大きな意味があると思います。