百済に新羅、高句麗
こんばんは。早稲田オープン塾の亀山です。
本日、中学生に歴史を指導していたときのこと、ふと気づいたことがあります。
古代中国に存在した三国家。
「百済」「新羅」「高句麗」
中学校のとき、「くだら」、「しらぎ」、「こうくり」と覚えました。
もちろん、朝鮮半島の地図を見ながら、どこにあるかも覚えました。
現在の教科書は日本語読みのみが記載されていました。
ひとつ前の教科書には、「ペクチェ」、「シルラ」、「コグリョ」と現地語読みのルビがふってありました。私はこの読み方には賛成できませんでした。
なぜ?
それは、当時、日本は中国(隋、唐)と国交がありました。もちろん、朝鮮半島の国家とも。
「遣百済使」、「遣新羅使」、「遣高句麗使」というかたちで使者を送っています。もし、国名を現地語読みをしたら、「けんぺクチェし」「けんシルラし」「けんコグリョし」と日本語と朝鮮語の読みが混同してしまいます。
ですから、読み方は日本語読みで統一したほうが、いいと思います。